September 30, 2009
びっくり
爆笑SNCF事件
SNCFはやってきた、このまま乗っていればパリへ戻れる。
電車の乗客はまばら、はす向かいに黒人の若めの女性が座っている。この客車には10人乗っているかいないかぐらい。
窓の外をぼーっと見ていた。
隣の駅に着いた。ここからはRERが並列して走っているようだ。RERはSNCFよりも駅の間隔が短い、各駅停車だ。
RERのホームには学校帰りの高校生が沢山いた。
この、高校生達は列車に乗り込むが、乗り込まない人たちも結構いた。
僕の席から見えた高校生は、男女2人づつ、男は列車に乗らなくてはならないようで、時間ギリギリまで、ホームでふざけていた。
女性は男性から一緒に乗っていこうよと一人の黒人の男の子がお茶らけながら誘っているのは、無音声のこの席からでもよくわかった。
女の子は乗らないわと、断っているが、男の子の調子の乗りようは尋常じゃない。
こういうやつは日本でも良く見かけるが、ふざけすぎていると列車の発車の時間が来た。こういうやつには天罰が下るものだが、この後大爆笑になるとは。
電車のドアはよく何かが挟まれているといったん開いてすぐ閉まるのは、見たことがあると思いますが、この少年もお調子に乗りすぎて、女の子にアピールするのに、出入りを繰り返していた。SNCFは扉の安全装置は無いようで、手動で閉めている様子。
男の子は挟まれた、そして、それにもめげす挟まれた扉から電車の中へもぐりこんだ。
電車の扉は瞬間的に開いた。
その隙にその男の子は女の子に手を振った。手は瞬間的に開いて閉まる扉に挟まれた。
扉の開閉はとてもきつく手首から先は電車の外に出たまま。もうひとり連れの男の子がその男の子の手をひっぱ手いるようだが入らない。
もう一度と開くかと思った電車は走り出した。まさかと思ったが、今までパーだった手が、グーに変わっている。ホームの女の子達は爆笑、そのまま電車は走り出した。

僕の乗っている電車は並列して走っているが、出発は少し後、その先が気になっていた。
SNCFの方が急行で駅を飛ばす、こちらの電車の方が速いのでそのうち追いつくと思っていたが、隣の駅では、まだいなかった。
そして、電車は追いついた。間違いなくこの電車だろうと目を凝らして見ていた。
あった~! あの手はまだ挟まれたままだった。必死に引っ込めようとしていた手はグーの形のままだが、男の子は半泣きの様子。
恐ろしいのは段々電車の間隔が狭まってきた。隣の電車との線路が真横になって近づいてきた。もう電車同士擦れそうなほど近い。
絶対ぶつかる訳は無いのだけれど、電車の外には電柱などもあり手を出していたら相当怖いだろう。
僕は大爆笑、はす向かいの黒人女性に「これ見て味噌ー!」っと言いたかったが、彼女も黒人、もし黒人を馬鹿にしていると思われたら大変なので、やめた。
電車はその電車を追い抜いていった。
そのうちRERの挟まれた方の扉は開くかもしれないが、彼が降りる駅までに開くかは不明、下手すリャ、パリ東まで開かないかもww。お調子者に神様はご丁寧にも「君はおばかさん」を教えてくれたのだった。
(FIN)
